私が実践しているトレードしている手法は、裁量でトレードするほどでもないくらいシンプルな手法なので、完全ほったらかしの自動売買にして、EAにて取引しています。今後は、いくつかのEAを稼働させようと思っていますので、EAごとに区別が付きやすい様に、EAの名前を「オリュンポス」と名付けてみました。
「この手法で実際にトレードしたら結果はどうなるのか?」という感じで、手法と結果をお伝えしていきますので、もし結果が良かったら、トレードを真似して頂いても大丈夫です。昨今は、SNSでも良い結果だけ記載していて、実際に使ってみると全く結果が出ず、EAコレクターやマニュアル購入貧乏になっている人も多数いると聞きます。また、バックテストはあくまでバックテストなので、あまり過信しないで、やはり低ロットでも良いので、実際に運用するのが、一番信頼性があると確信しています。
私のEAはお渡し出来ないですが、ロジックを記載しますので、もし気に入って頂けたら光栄です。
2022年5月からEA稼働をスタートさせましたので、次の記事からは「実績報告」を行なっていきます。
【オリュンポストレードルール】
1:通貨は「ドル円・ユーロドル(USD/JPY・EUR/USD)」のみ
2:時間足は「5分足・15分足・30分足」のどれか。
5分足に向いている人「エントリーチャンスが多い方が良い、待つのが苦手な人向き」
15分足・30分足に向いている人「1日1回〜数回ほど取引を行うだけで十分だと思っている、何回も取引する時間がない、デイトレード向き」
3:チャートの「直近の意識されているレジサポ」にラインを引く
上下の赤いラインが、直近の意識されているレジサポラインになります。
※レジサポラインとは、「レジスタンスライン・サポートライン」が正式名称で、レジスタンスラインは上の抵抗帯となる価格のことで、この価格より上には行きにくいんじゃないか?上昇しにくいんじゃないか?と意識されている部分になります。
サポートラインとは、その逆で、これより下には行きにくいんじゃないか?という、支えになる意識されている部分になります。
相場は、永遠に上がらず、永遠に下がらないため、画像の赤ラインの様に、上下どこかで意識されているライン(壁になっている価格帯)があります。それをレジサポラインと呼びます。
4:上下どちらかのライン(レジサポライン)を抜けたら、その方向にエントリーするだけ。
たったこれだけです。
はい、つまりは何の変哲もない、一般的に多くのトレーダーの方にも使われている「ブレイクアウト手法」です。たったこれだけです。
画像は2022/07/07のドル円の15分足画像です。(15分足を選んだのは、3つの時間足の中でちょうど中間の足でしたので、選んだだけです。)
画像が少し見にくいですが、上の赤ラインを抜けたピンク枠の箇所「136.000」でロング(買い)エントリーして、「136.096」で利益確定したので、スプレッドを除く「9.6pips」ほど取れました。実際には、に「136.180」よりちょっと上まで上昇したので、利益を取り損ねましたが、どこまで上がるか?天底を予想するのは不可能なのと、あまり上昇が見込めなかったので、今回のトレードは一旦これで良しとします。
注意点
- 1時間足以上にすると、極端にエントリーチャンスが無くなるのと、ブレイクアウトに関しては、長期足にしたからといって勝率が上がる訳でもなく、意識されているレジサポラインを引く作業は同じですので、エントリーチャンスを高める意味でも、1時間足以上にしてしまうと機会損失の方が大きく、意味がないです。
- 利確ポイントは、それぞれリスクリワードをどの程度にしているかによりますので、資金管理の話しになってきます。ご自身にあったリスクリワードで設定されてください。
ブレイクアウトの最大のメリットは「エントリーの基準が分かりやすい・順張りするので大きな利益を狙える」という点ですので、今回はスキャルピング気味で利確してしまいましたが、大きなpipsを狙えるチャンスです。あせってチキン利確をしてしまい、機会損失しない様にしてください。
利確損切りの設定は、個人の性格やトレードメンタル、兼業トレーダーなのかなど環境によって、個人個人で違ういます。
資金管理(リスクリワード)に関する記事もありますので、ご参考になさってください。
また、下記は「2010年〜2022年6月」までのバックテスト結果になるのですが、たかがブレイクアウト、されどブレイクアウトを狙うだけで、この様な結果になりましたので、ご参考までにアップ致します。
※ブレイクアウト手法は決して高勝利をもたらすものではありません。手法は星の数ほどありますので、あくまで手法の1つとして、本記事を読んで頂けたら幸いです。
この手法をEA化にして、2022年5月からほったらかし完全自動売買していますので、別記事で初月からの実績報告を行なっていきます。